寿の談話

ひさしの日記をどうぞ

反対であれば代案を示してほしいと注文を付けた。

午前11時の東京都世田谷区の祖師谷商店街。
雨風が強まる中、買い物客らを前に野党前職がマイクを握った。
景気が回復したという実感がないとため息交じりに話すのは、同区の主婦。
出版社に勤める夫の給与は5年ほど前から右肩下がり。
2人の子供は私立小に通い、子育ての負担が膨らんでいるという。
教育無償化の議論が進む中、庶民目線に立ち、経済格差を埋める政策を真剣に考えてほしいと訴えた。
同区の男性は幼少期か ら、父親に太平洋戦争時の体験を聞いて育った。
戦争を繰り返してはならないという思いを引き継ぐのが我々の使命。
平和を守り続けてきた憲法を大切にしたいという。
選挙戦最終日は、都内の繁華街のターミナル駅では、与野党の候補者が相次ぎ演説に臨んだ。
午後7時半ごろ、東京都千代田区のJR秋葉原駅前は、傘を差した有権者で埋まった。
千葉県浦安市の男性会社員は、今回が初めての国政選挙。
いろいろな政党ができたので、インターネットで政策を確認した。
細かい違いまでは分からないが、自分の考えに合った政党を選びたいと話した。
東京都足立区の男性会社員は今回の選挙は国民不在。
与党は森友・加計問題を隠すために解散し、野党は自分が当選するために主張を変 える候補者が多かった。
どこに投票すればいいのか分からないと困惑した様子で話した。
東京都豊島区のJR池袋駅前では都内で不動産業を営む男性が、与党候補の演説に足を止めた。
国会では憲法改正の賛否ばかりで、中身が議論されていない。
改正するなら一般市民が理解できるように理由を説明すべきだし、反対であれば代案を示してほしいと注文を付けた。